高校講座「世界史」の新作が始まりました。初回はパスタ・サッカー・狛犬の歴史でオリエンテーション。 200410金曜 高校講座テレビ
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金1:化学基礎
第22回 化学反応式
化学変化は、「化学反応式」を使って表現できます。化学変化において、反応前後の原子の種類と数は変化しません。ですから、化学反応式を書くときは、反応前後の原子の数が等しくなるように、化学式の前に係数をつけて調整をします。分子模型などを使って、化学反応式の原子の種類と数を考えるとわかりやすくなります。イオンが関係する反応で、変化したイオンに注目した化学反応式を「イオン反応式」といいます。イオン反応式は、反応前後で原子の種類と数を等しくするほかに、反応前後の電荷の総和も等しくする必要があります。
- 化学反応式の書き方などについて学習する回。
- 化学反応式とは、化学反応による物質の変化を、化学式を使って表したもの。
- 化学反応する前の物質を「反応物」、反応によって生成された物質を「生成物」という。
- 化学反応の前と後で、原子の種類と数が変わらないように化学反応式を書く。
- 書き方のコツ。分子の数を表す係数を仮に入れてみる。含まれる原子の種類が最も多い分子の係数を仮に1としてみて・・・
- イオン反応式とは、イオンが関係する化学反応で、変化したイオンだけに注目して表す
- イオン反応式は原子の種類や数だけでなく、電気的にも釣り合うように書く。
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3問正解。
金2:物理基礎
第22回 第2編 さまざまな物理現象とエネルギー 熱と仕事の関係を調べる ~熱と仕事~
冷蔵庫で,なぜ物を冷やせるのか不思議に思ったことはありませんか。熱機関について学習すると,この仕組みを理解することができるでしょう。気体を急激に圧縮したり,膨張させたりすると,気体の温度が変化します。実験を通じて,この温度変化の特徴をつかみます。また,なぜそのような変化が起こるのか。ユニークなモデルを通じて理解を深めていきます。これらの現象は,一般的に,熱力学第 1 法則としてまとめられます。
- 冷蔵庫は、熱と仕事の関係を上手に使った装置。熱機関のことがわかれば、冷蔵庫のしくみもわかる。
- 「冷凍機械責任者」という資格もありますね。
- リコちゃん、髪伸びたね。
- ピストンを使って気体を圧縮すると、その仕事によって、中の気体の原子や分子が激しく運動するようになる。そのため、熱を加えなくても、ガラス管内の気体の温度が上がっていく
- 気体をつくっている原子や分子は、熱運動による運動エネルギーの他にも、お互いが引き合っている位置エネルギーなども含まれている。それらを全部合わせた総和を内部エネルギーという。
- 野球のバントって、コンッと当てればいいだけだと思っていた。「引く」動作もしているのかぁ←野球よく知らない
- アルコール蒸気入り容器につながったピストンを引くことで、分子運動の激しさが小さくなり、内部エネルギーも小さくなる。温度が下がったためにアルコール蒸気は霧になる。逆に、ピストンを押すと、分子運動の激しさが大きくなり、内部エネルギーも増して温度が上がって、霧が消えてしまう。
- 熱力学第1法則:力学的エネルギーだけでなく、熱まで含めたエネルギー保存の法則。気体が熱を与えられたり、仕事をされたりすると、それらのすべてが気体の内部エネルギーとして蓄えられるということ。
- ⊿U =Q + W ;⊿U(気体の内部エネルギーの変化) は気体が吸収した熱量Q と、気体がされた仕事W の和になっており、単位はすべてJ
- 内部エネルギーを使って外部に仕事をすれば、車を走らせたり発電機を回したりすることができる
- 外部に仕事をしてしまえば温度が下がってしまい、温度が下がれば仕事もできなくなってしまう。→熱で仕事をさせ続けるためには、冷めたらまた加熱して熱くする。これを繰り返して、熱を仕事に変換する装置が熱機関
- 熱をすべて仕事に変えることはできない。熱効率を100%にすることは理論的にできないことがわかっている
- たとえば、蒸気機関の熱効率は0.1~0.2。10%から20%くらいしか仕事が取り出せないという意味。
- ガソリンよりディーゼルのほうが燃費がいい、の意味がわかった。↑
- 一方向にしか進まない変化を不可逆変化という。熱の移動は、温度が高いほうから低いほうへ移動する不可逆変化。
- 冷蔵庫の壁には、冷媒とよばれる液体や気体に変化する物質が通っている。冷媒には冷蔵庫の中と外を循環し、中で熱を受け取り外で熱を捨てるというはたらきがある。
- 冷媒は、冷蔵庫の中では気体。この気体を圧縮機で集めて圧縮すると熱くなる。その熱を外に逃がしながら、さらに圧縮すると冷媒が液体に変化する。
- ⇒この液体は熱く、周りの空気の温度の方が低いので、熱は外に捨てられる。この液体を特殊な弁を通して、広い体積のところに吹き出す。このとき、液体が気体になるため、内部エネルギーを使って温度が下がる。
- ⇒⇒周りの空気よりもずっと温度が下がり、さらにその気体が、広がることによって、仕事をしなければならないので、内部エネルギーが下がる。;バントと同じ原理
- ⇒⇒⇒この冷媒の気体の温度が十分に下がれば、熱は温度の高い庫内から気体に向かって流れて、冷蔵庫では「冷媒が熱を集め、外に向かって熱を捨てている」というはたらきをくり返すことになる。
- アルコール蒸気の実験では圧縮するとそのまま霧が消えたが、冷蔵庫では圧縮して出た熱を外に捨てているということ。
- おかあさんこと斉藤由貴さんが、『捜査一課長』に限定復帰するらしい…?(4月9日時点)
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3問正解。
金2:世界史(新作)
第1回 世界史への招待
乾燥パスタはどのように世界に広まっていったのだろう? サッカーは南米諸国でなぜ盛んなのだろう? 神社の狛犬のルーツって何? 日常生活の身近な事柄や文化を通して世界の歴史を感じ取ってみよう。世界史における時間的なつながりや諸地域の交流にも注目し、日本史とのつながりについても関心を持ってほしい。
- 2020年度新作講座のひとつ、「世界史」の初回です。無国籍雑貨屋、という設定。お店設定も好きだよね、高校講座。
- 第2回以降は、古代オリエントから順に見ていく予定になってますね。
- MCは政井マヤさん。元フジテレビアナウンサー。現オスカー所属。スペイン系メキシコ人(父)と日本人(母)のハーフ。「旅するドイツ語」前シリーズの旅人・前川泰之さんとご夫婦ですね
- 早紀さん、汰雅さん、二人ともすごく場慣れしているというか、芸歴長いのかな。サンミュージック所属。
- パスタでたどる歴史。東大教授の池上俊一先生が解説。
- パスタの原料は小麦。もともと東地中海沿岸に自生していた。約1万年前、古代メソポタミアで栽培されるようになり、のちにエジプト・ギリシャ・ローマへと広まっていく。
- 乾燥ロングパスタがイタリアに登場したのは、11~12世紀だと考えられている。
- アラブ人たちの保存食が、当時のシチリア島に伝えられた。乾燥麺を考え出したのはアラブ人、シチリアはパスタを乾燥させるのに最適な場所だった。アラブ人は地中海で活動していた。
- イタリア本土からシチリア島へ、という流れではなく、シチリア島から本土へ、なんですね。
- さらに南イタリアのナポリに伝わる。圧搾機(ところてん方式で押し出す機械)が登場。圧搾機は出口の形を変えることで、様々な形状のパスタに。
- ナポリ特産の乾燥パスタは当時の船乗りたちの保存食となる。そして大航海時代へ。南米で発見したトマトでソースをつくり、パスタと合わせることでさらに普及。
- 産業革命期に大量生産可能なパスタ機械が登場。安価に。貧困層も含めた幅広い人々が食べれるようになり国民食に。
- 池上先生の本、読んだことあったなぁと記憶をたどったら、ドンピシャでした。岩波ジュニア文庫の『パスタでたどるイタリア史』。いつのまにか電子書籍化もされています。池上先生著の他シリーズもおもしろいですよ。
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- サッカーでたどる歴史。
- 番組ご出演の落合先生とは別の方の著作ですが、ちくま新書の『フットボールの文化史』 も読んだので、知っていることが多かった。
- フットボールはイギリスでスポーツとして確立。
- 南米でサッカーが盛んなのは、公用語のスペイン語やポルトガル語のイメージで、スペイン・ポルトガルの影響のように思いがちかもしれないが、そうではない。それらの国から南米諸国が独立して以降、イギリスが産業革命後に、南米を工業製品の市場にしようとする流れのなかで、イギリス風のものを南米に持ち込んだことによる。
- とくにサッカーは「道具を必要としない」から広まりやすかった。
- イギリス発祥の「道具を必要とする」テニスやクリケットは、イギリス富裕層も移住するなどしていた国(インドなど)で広まることとなった。
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- 狛犬でたどる歴史。
- 狛犬もスフィンクスも獅子ライオンがモチーフ。スフィンクスは王の権威を守るもの。獅子はインド仏教において文殊菩薩ののりもの。
- ~中国~日本…と仏教とともに獅子が伝わる。中国では悪魔に対する霊力をもつもの。高麗(こま)経由で伝わったため、日本では「こま犬」と呼ばれるように(一説)。日本にはライオンがいないので未知の生き物だった。
- 導入の回としておもしろく見ました。第2回以降の通常内容として、どんな講座になるのか‥
- 政井さんのソフトな語り口、なかなか良いんじゃないですかね。
3問正解。
金3:地学基礎
第22回 第3編 私たちの大地 地震のメカニズム
地震は震源域での断層運動によって起こります。地震の揺れをつくり出す断層運動は,断層面の延びる方向や面の傾き,ずれの向きによって分類されます。断層の種類は,これまでに学習したプレート境界と関係しています。地震についてのニュースでは「マグニチュード」と「震度」という言葉が使われますが,これらの違いはどのようなものでしょうか。また,地震波のエネルギーとマグニチュードとはどのような関係になっているのでしょうか。それでは,地震のメカニズムについてみていきましょう。
- P波とS波を同時に発生させると、まずP波が現れ、そのあとS波が現れる。P波はS波より速く伝わるという特徴がある。
- 初期微動:最初の小さな揺れ。P波が起こす。
- 主要動:その後の大きな揺れ。S波が起こす。
- 震源から離れた場所ほど、初期微動の時間が長くなり、初期微動が続く時間は震源からの距離にほぼ比例している。
- 距離が離れるほど主要動は小さくなる
- 震源の位置は、3か所の観測点の地震波データから求める。⇒初期微動の継続時間から計算した震源までの距離を半径として、観測点を中心に円を描くと3つの円が交差する場所がある。この円の交差している部分に線を引き、できた交点が震源の真上にあたる地表の点「震央」。この円を立体的に球体で描くと3つの球体が地下の一点、「震源」として重なる。
- 震源域: 地震のときにズレ動いた断層を囲む範囲。
- 断層運動:地下の地層や岩体がある面を境に、急激にずれる運動。
- 震源で始まった急激なずれは面へと広がる。地震の揺れは、この時ずれたすべての範囲、つまり震源域から始まる。震源域が大きいほど、ずれの量も大きくなり、地震の規模も大きくなる。
- 余震は発生した断層面に沿って起こるため、余震の発声地域は震源域とほぼ等しい。
- 震度:観測地点の揺れの大きさ。
- マグニチュード:地震の規模の大きさであり、震源域の断層運動が作り出した地震波のエネルギーを表す。
- グーテンベルク・リヒター則:マグニチュードが1大きくなると、地震波のエネルギーが約32倍、2大きくなると1000倍になる。
- 地球上で発生し得る最大のマグニチュードは10。
- もしもマグニチュード12の地震が起きると仮定したら、長さ1万kmの断層が動くことになる。地球の直径は約1万3000kmなので、地球が真っ二つに割れてしまいうることになる。(アラレちゃんのパンチはマグニチュード12以上相当なのか…
- 世界の地震の1割以上は、日本の周辺で起きている。
- 大陸プレートと海洋プレートが重なり合う海溝(近づく境界)は、互いに近づこうとしている力が働いていることから、逆断層になることが多い。
- 海嶺付近では、海洋プレートが互いに遠ざかろうする力が働き、正断層になることが多い。
- プレートがすれ違うように接するトランスフォーム断層では、横にずれるように力が掛かることから、横ずれ断層になることが多い。
NHK高校講座 | ライブラリー | 地学基礎 | 第22回 第3編 私たちの大地 地震のメカニズム
問正解。
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