東南アジアの歴史って詳しく勉強したら実は相当おもしろいんじゃないか? ~東南アジア 200522金曜 高校講座テレビ
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金1:化学基礎
第28回 指示薬とpHの測定
リトマス試験紙は、色が変わることで水溶液が酸性か塩基性か調べる試験紙です。さらに詳しくpH を測定するには、pHによって色が変わる薬品(pH指示薬)やpHメーターを使います。
- リトマス試験紙・・・酸性で赤色、塩基性で青色。
- BTB溶液・・・酸性で黄色、中性で緑色、塩基性で青色。
- pH指示薬:酸塩基指示薬ともいう。溶液pHで特有の色を示す物質。pH指示薬にはいろいろな種類があり、指示薬によって色の変化するpHの範囲(変色域)が異なる。
- 測定するpHによって、そのpHに適したpH指示薬を選んで測定する
- ・pHが3付近…メチルオレンジ
・pHが7付近…BTB
・pHが9付近…フェノールフタレイン - 万能pH試験紙:数種類のpH指示薬をミックスしてろ紙に染み込ませ乾燥させたもの。pH1から11までおおよそのpHが測定できる。溶液を浸した試験紙の色と、pHごとの色見本になっている比色表の色とを比較してpHを調べる。
- pHメーター:電気的にpHを測定する。測定する溶液の中に電極を浸して、pHを調べる。
- レモン→pHは2~3くらい。強い酸性。クエン酸。酸っぱいと味覚で感じる。
- リンゴ→pH3くらい。クエン酸を含む。
- こんにゃく→pH約11。製造時に石灰を加えて塩基性にするため。
- 発酵食品の醤油やヨーグルト→pH4から5。
- ヒトの涙→pH8から9
- ヒトの汗→㏗5から6。
- 酸性雨:大気中の汚染物質が自然の雨に溶け込んで、酸性(pH5.6 以下)になった雨。
- 空気中の二酸化炭素CO2は、水H2Oと反応して炭酸H2CO3になる。
- 汚染物質。大気中に放出された硫黄酸化物 (石炭や石油などに微量に含まれている硫黄を燃やすと発生する二酸化硫黄SO2)や窒素酸化物 (石炭や石油が高温で燃焼する際、空気中の窒素と酸素が反応して発生する一酸化窒素NOなど)。
- →これらの一部が化学反応を起こしてできた硫酸H2SO4や硝酸HNO3なども原因。
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3問正解。
金2:物理基礎
第28回 第2編 さまざまな物理現象とエネルギー 弦楽器の音を調べる ~弦の振動~
音叉を叩くと決まった音程の音が出る。ギターの弦をはじくと決まった音程の音が 出る。物体には固有振動数というその物体が揺れやすい振動数があり,音叉やギ ターの弦はこの固有振動数で振動している。この音の高さ(振動数)はどうやって 変えるのだろう。弦の振動を例に学んでいこう。弦に定常波を生じさせ,振動数と 波長の関係を調べ,音程を変える方法を考えてみよう。
- 固有振動:材質や形状で決まる特定の振動数。その時の振動数を固有振動数という。
- 共振・共鳴:外からその物体の固有振動数と同じ振動を与えると、その物体は大きく振動したり音を出したりする現象。
- 弦を固有振動数で振動させると定常波ができる。この定常波には腹が1つや2つ…
- 基本振動:腹が1つの振動。
- 2倍振動:腹が2つの振動。
- 3倍振動:腹が3つの振動。
- 倍振動:基本振動の整数倍の振動をまとめて倍振動という。
- 倍音:倍振動による音。
- 音色を決める様々な振動数→基本振動や倍振動
- v = fλのvが一定であるとき(弦の状態が変わらない)、振動数が2倍、3倍になると、波長λは1/2、1/3になる。
- 弦を弾いたときに出る音の振動数は、弦の固有振動数によって決められる。
- ⇒弦の固有振動数は、弦の長さや太さ張力などによって決まる。
- 弦の特徴と固有振動数の関係。
(1) 弦の太さが細いほど固有振動数は大きい
(2) 弦の長さが短いほど固有振動数は大きい
(3) 弦の張力が強いほど固有振動数は大きい - ⇒以上を利用して音程を変えることができる。
- 例えば‥‥(2)は弦を指で押さえる。
- (3)はチューニングの時に、弦の張り具合を変えることで音の高さを決めることができる。
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3問正解。
金2:世界史(新)
第6回 東南アジア世界の形成
東南アジアは、大陸部と群島部とに大きく分かれ、それぞれ特徴のある自然環境と気候風土、そして文化をもっている。またインド、中国という大文明の間に位置し、大きな輸送力をもつ船によって、両文明間の海上交易の重要な中継拠点としても栄えた。今回は、さまざまな文明や宗教が伝えられるなかで独自の文明を築いてきた東南アジアの歴史の動きを、そこで取り引きされた有力な商品や大規模な宗教建造物に注目してみていく。
- インドの地名や人名は、日本語的感覚からすると発音しにくい長音や撥音が多い……。
- 東南アジア。インド洋、南シナ海の中間の海域。古くから海上交易の中継点として栄えた。
- 扶南:1世紀から7世紀にかけてインドシナ半島で栄えた国。
- ベトナムのオケオ遺跡‥‥現在のベトナム南部。発掘調査によって、古代ローマ(2世紀ごろ)からもたらされた金貨、後漢時代の銅鏡などが発見された。神殿や倉庫などの建物や、水路、公衆浴場の跡も出土。古代インド文字で「貴重品」「注意」などと書かれた荷札も。
- 1世紀末、西・ローマ~東・中国にいたる海のシルクロードと呼ばれる交易ルートがあった。オケオはその重要な中継地点。
- 商人達は季節風モンスーンを利用した。帆船。ジャンク船、ダウ船。
- 季節風:夏は海から大陸に向かって吹き、冬は大陸から海に向かって吹く風。
- アラブ商人やインド商人は夏の季節風にのって西から東南アジアへ。
- 中国商人は冬の季節風にのって中国から東南アジアへ。
- インドシナ半島のある大陸部は雨期と乾期に分かれる熱帯モンスーン気候。稲作に適している。
- たくさんの島々からなる群島部のほとんどは、一年を通して雨の多い熱帯雨林気候。人が生活するには厳しい環境。高地と低地、海岸地域と内陸地域など多様な自然環境。
- 豊かな植生。他地域には見られない特産物。胡椒。モルッカ諸島でのみ生産されたクローブなどの香辛料。ナツメグ、中世ヨーロッパの高級料理⇐これらを求めて、ヨーロッパからも商人たちが訪れた。
- 香辛料は薬として珍重され、肉の臭みを取ったり腐るのを防いだりするのに使われた。莫大な富を生み出すことに。
- 15世紀~大航海時代以降、ポルトガル、スペイン、オランダが香辛料を求めて進出。
- 4世紀ごろから、東南アジアで王国が成立するようになる。インドの影響。交易が盛んになると、インドからは商人だけでなくバラモン達も渡って来たため。バラモンは王を権威づける儀式を執り行い、その地位を確立させた。王権思想。
- シュリーヴィジャヤ王国:7世紀以降。群島部の強大な国家。マラッカ海峡を挟んで成立。マレー半島とスマトラ島。
- シュリーヴィジャヤ王国によってマラッカ海峡の通行が安定すると、輸送量が増え、海上交易の拠点として発展する(オケオは衰退)。
- インドから大乗仏教が伝わる。インドからはヒンドゥー教も。数多くの巨大な宗教建築が建造された。
- シャイレーンドラ朝:8世紀、ジャワ島に成立。いくつもの重要な宗教的建造物が生まれた
- インドネシアのボロブドゥール寺院。階段ピラミッド状の構造で、一辺は120m、建造時の高さは42mもあった。仏教を信仰し厚く保護したシャイレーンドラ朝の王が造らせた。最上階は、悟りを得た者の世界を表しているといわれる。
- ブランバナン寺院。ボロブドゥールの約100年後、ジャワ島に建造された。ヒンドゥー教の寺院。
- ボロブドゥールもブランバナンも、インドの影響を受ける以前のジャワ島で信仰された山への信仰の名残がある。石を階段状に積み上げ、最上部に崇拝の対象を置く構造。
- ラーマーヤナに基づく物語。ワヤン(影絵)。舞踊。
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3問正解。
金3:地学基礎
第28回 第4編 私たちの空と海・地球のこれから 地球の熱収支
地球は太陽からエネルギー(熱)を受けています。一方で,地球からもエネ ルギー(熱)を出しています。太陽からやってくる可視光線などの電磁波を太陽放射,地球から出ていく赤外線の電磁波を地球放射といいます。地球全体で,出入りするエネルギー量は同じで,平均気温は一定に保たれています。また,大気中の水蒸気や二酸化炭素などは,地表面から出る赤外線を吸収し温室効果をもたらします。この回では,地球全体の熱収支を理解しましょう。
- アルベド :地球に入ってくる(入射)するエネルギーに対する、反射するエネルギーの割合。アルベドの値は、地表面の状態や植生などによって大きく異なる。
- 地球は、太陽エネルギーの約31%を反射している。宇宙から見て、地球が青白く輝いているのは、反射したこの3割の光のため。
- 地球のアルベドは0.31ということ。
- 太陽はさまざまな波長の電磁波を放射している。可視光線、紫外線・赤外線・エックス線など。太陽放射。
- 電磁波:熱を持っている物質が放出するエネルギー。
- 太陽光線に垂直な1平方mの平面に受けるエネルギー量は約1370W。これを太陽定数という。太陽定数に地球の断面積をかけると175兆kW。
- 太陽放射を100とすると、22は雲や大気などが反射している。9は地表面からの反射。22+9=31がアルベド。
- さらに大気や雲に20吸収されている。これで31+20=51。100から引いた残り49が地表面に吸収されている。
- 地球は宇宙空間に赤外線を放出している……地球放射。
- 地表面が出す赤外線のエネルギー量は、太陽定数より多い。地表面が太陽放射から吸収するエネルギー量の2倍以上。
- ↑地球から放射した赤外線の多くが大気から戻ってくるため。
- 太陽放射は日中だけ地表面に当たる。一方、地球放射は昼夜問わず地球から放出されている。
- 地球全体で、太陽放射と地球放射のエネルギー量は同じ。平均気温約15°Cは一定に保たれる。
- 入ってくるエネルギーと出ていくエネルギーのバランスが取れた状態:放射平衡
- 温室効果:大気中の水蒸気や二酸化炭素、メタンなどは、地球から放射される赤外線を吸収し、再びさまざまな方向に放射する性質を持っている。
- 地表面から宇宙空間へ直接放射される赤外線は12。
- 大部分の赤外線が、地表面からの放射として大気や雲に102が吸収されてしまう。
- 対流・伝導・蒸発によるエネルギーの移動は30。
- 大気から放射されて地表面に戻ってくる赤外線は95。
- ⇒⇒地球が放射した赤外線102のうち、ほとんどが再び地表面に戻ってくる。
- もし温室効果がなければ、地球の平均気温は約-18℃になってしまうと考えられている。地球は、温室効果があるおかげで人間などの生物にとって快適な温度で熱収支が保たれている(温室効果がありすぎるのも問題だが)。
NHK高校講座 | ライブラリー | 地学基礎 | 第28回 第4編 私たちの空と海・地球のこれから 地球の熱収支
3問正解。
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