六歌仙や勅撰和歌集の選者、何度も覚え直すけど、またすぐ忘れてしまうんだよなぁ… ~古典・国語総合 200508金曜深夜・200509土曜深夜 高校講座ラジオ
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金1・土1:古典
第51回 伝承・説話 宇治拾遺物語 ~亀を買ひて放つ事~
■作品について
■「子」の言動とその理由について
■報恩譚について
NHK高校講座 | ライブラリー | 古典 | 第51回 伝承・説話 宇治拾遺物語 〜亀を買ひて放つ事〜
3問正解。
第52回 伝承・説話 唐物語 ~望夫石~
■「はかなくなる」死の婉曲表現について
■女の一途な思いについて
■望夫石について
NHK高校講座 | ライブラリー | 古典 | 第52回 伝承・説話 唐物語 〜望夫石〜
3問正解。
- 「説話集」の面白さ・・・同じ話でも、編者によって微妙に描き方が違う。
- 「はかなくなる」の他に「死ぬ」という語の婉曲表現→いたづらになる
- 『宇治拾遺物語』:鎌倉時代初期、13世紀前半ごろに成立。編者不明。
- わらしべ長者、舌きり雀、こぶとりじいさん、芥川~鼻、芋粥、地獄変の元。
- 説話集:当時世の中で語り伝えられていた話を、編者の興味や関心に応じて編纂したもの。同じような話がいくつかの説話集に共通しておさめられていることも多い。
- 『今昔物語集』:天竺・インド、震旦・中国、本朝・日本で説話を分類している
- 『唐物語』:平安時代~鎌倉時代に成立、12世紀中ごろ~。編者は藤原成範?(平治の乱で敗北した信西の息子)
- 望夫石・・・中国の怪奇小説『幽明録』を元にしたもの
- 「いかにも~打消し表現」=決して~しない
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金2:倫理
第26回 第4章 現代を生きる人間の倫理 人間尊重の時代へ
現代のさまざまな問題を考えるにあたり、その土壌となる近代的な考え方の特徴について、「理性主義」や「人間中心主義」をキーワードに考える。その際、どのように「人間中心」、「人間尊重」の考え方が広まったのか、ルネサンスの特徴を理解しつつ考える。また、「人間の平等」という精神について、宗教改革の思想を通じて考える。
- 理性主義・合理主義・人間中心主義:近代の大きな特徴の1つ。理性を重んじる考え方。16~17 世紀のヨーロッパで成立し、その後世界全体に広がっていった。
- 中世・・・・キリスト教の教え(カトリック教会の教え)が中心であり、生き方も封建的な身分制度の枠内で制限されていた。身分や地域共同体を離れる生き方は一般に考えられなかった。
- ルネサンス:14世紀ごろのヨーロッパ、文化の革新運動。ルネサンスとは元来「再生」という意味。→具体的には古代ギリシャ・ローマの文化の再生を目指す運動。
- 「神中心から人間中心へ」という考え方の転換がおこった。古代ギリシャ・ロー
マの古典研究を通じて、ローマ・カトリック教会の権威によらず、自己の理性と感覚を頼りに自由に世界を考えていこうとする気運が高まった。 - 万能人:人間の主体性を尊重する精神が高まり、どんな分野でも自己の才能を無限に発揮する人間のこと。ルネサンス期は、多才な能力を発揮する人物を理想的な人物であると考えた。ルネサンス期を代表する万能人、レオナルド=ダ=ヴィンチ。『モナ=リザ』や『最後の晩餐』など。画家としてだけなく、解剖学や建築学など様々な分野で業績を残した。
- 人間の自由意志を強調するピコ・デラ・ミランドラ。
- 君主や政治家のあり方を説いたマキァヴェリ。『君主論』。
- 宗教改革:中世ヨーロッパの権威だったカトリック教会の堕落への抗議が発端。贖宥状(免罪符)の販売に対して、ルターが抗議。
- 宗教改革で生まれた新しいキリスト教をプロテスタントと呼ぶ。「抗議する人」。
- ルターは、自分の心で神を信じることを重んじ、聖書のみを信仰のよりどころとした。
- 万人司祭説:ルターが説いた。神を信じることは平等であり、聖職者と普通の人との区別はない、すべての人は神の前で司祭である、とする説。
- 職業召命観:どんな職業も神から与えられた使命であるという考え方。天職。自分の職業に打ち込むことが神の意思に従うことである。
- ルターは職業を意味する言葉にBerufというドイツ語を用いた。英語ではcallingにあたる。「呼ぶ」「召し出す」の名詞形。「呼ぶ」とは神が呼ぶこと。つまり、 神がそれをするように人に与えた使命という意味=「職業」を指すようになった。
- 予定説:カルヴァンが説いた。人間が神に救われるかどうか、天国にいけるかどうかということは、初めから神に決定されていて、どんなに善い行いをしようが関係はない。・・・神の救済はあらかじめ神の意志で決定されている。救済の確信のために世俗の職業に禁欲的に精進することを強調し、営利活動も倫理的に肯定した
- 近世・・・アーリー・モダン(「初期の近代」)とよばれ、西洋史ではルネサンスや宗教改革のおこる15世紀~16世紀前半にはじまり、産業革命や市民革命の時代前までの18世紀後半~19世紀はじめごろまでの時代区分。
- 近代・・・18世紀以降、市民社会や資本主義の成立など現代社会の基本となるシステムが確立した時代。
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3問正解。
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土2:政治経済
第26回 第2章 現代の経済 第3節 日本経済の発展と産業構造の変化 日本経済の現状
1990年代から今日に至るまでの日本経済の特徴を、「失われた十年」「構造改革がもたらしたもの」「世界金融危機後の日本経済」という3つの特徴ある時期に区分して理解しましょう。高度経済成長の時代を支えたさまざまなしくみはどのように変わったのでしょうか。新自由主義的な改革によってもたらされた影響を私たちはどのように考えたらよいのでしょうか。いっしょに考えていきましょう。
- バブル崩壊後、1991年から平成不況。
- 1996年、橋本内閣。金融の自由化、日本版金融ビッグバン。
- 1997年、アジア通貨危機。不良債権処理に行き詰った金融機関の破たん。
- デフレスパイラル:景気の低迷が物価の下落を招き、物価の下落が企業業績を悪化させ、賃金の下落や失業の増大を引き起こし、さらなる景気後退をもたらす。
- 政府は景気対策のための財政出動として公共事業を拡大した。
- 2001年、小泉内閣。「改革なくして成長なし」「聖域なき構造改革」を掲げた。規制緩和と自由化推進などの新自由主義的な制度改革を進め、経済の活性化を図ろうとした。
- 小泉内閣の下で金融機関の不良債権処理には見通しが立ち、金融不安は収束に向かった。
- アメリカを中心に世界的には好景気が続いていたため、日本からの輸出も堅調に伸びた。
- いざなみ景気:2002年~2007年まで、景気拡大局面。大企業を中心に企業業績は伸び、失業者は減り、経済全体の成長率は伸びた。
- しかし、国民の間に経済格差が広がった。格差の拡大が固定化。
- いざなみ景気は、2007年にアメリカで住宅バブルが崩壊し、サブプライムローン問題が明らかになったことがきっかけで、終わる。
- サブプライムローン:低所得者や信用力の低い人向けの高金利の住宅融資。サブプライムローンで膨らんだ住宅バブルがはじけて景気が一気に悪化。サブプライムショック。
- サブプライムショックによる影響~2008年、アメリカの大手金融機関の経営が揺らぐ。リーマン・ショック(倒産した銀行名にちなむ)。
- ギリシャ発のソブリン危機。
- 2011年3月、東日本大震災。地震と津波の被害。企業のサプライチェーンが寸断された。
- 原子力発電所は止まり火力発電などに頼ることになり、火力発電用に輸入する原油が増加。日本の貿易収支は赤字へ。
- 2012年末、第二次安倍内閣。日本銀行と協調した大胆な金融緩和、インフラ整備などの財政支出の増加、女性の活躍推進などの成長戦略に代表される景気回復をめざす政策が示した。(示しただけー
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3問正解。
金3・土1:国語総合
第51回 [古文] 詩歌 折々のうた 古今和歌集 (大岡 信
以前の恋人を思い出す気持ちを詠んだ素朴な歌と季節の移り変わりを詠んだ繊細な歌とを読み味わう。さらに、「古今和歌集」とはどのような歌集かを知る。
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3問正解。
第52回 [古文] 詩歌 折々のうた 新古今和歌集 (大岡 信
春の夜の物語のような歌と古歌を踏まえたうえで湖の冬の月を詠んだ歌とを読み味わう。あわせて「新古今和歌集」について知る。
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3問正解
- 勅撰和歌集:天皇の命によって選者が歌を集めた和歌集。
- 万葉集は奈良時代。古今和歌集は平安時代。新古今和歌集は鎌倉時代。
- 『古今和歌集』:905年、醍醐天皇が命じる。913年ごろ、献上される。20巻、1100首。短歌が多い。
⇒編者・・・紀友則、紀貫之、凡河内躬恒、壬生忠岑
⇒第1期・詠み人知らずの時代/第2期・六歌仙/第3期・選者の時代、伊勢、素性法師など - 六歌仙:僧正遍照、在原業平、文屋康秀、喜撰法師、小野小町、大友黒主
- 歌風は「たをやめぶり」←万葉集の歌風は「ますらをぶり」
- さやかに はっきりと
- 『新古今和歌集』:8番目の勅撰集。1201年、後鳥羽院が命じる。1210年にほぼ完成。20巻、1980首。
⇒編者・・・源通具、藤原有家、藤原定家、藤原家隆、藤原雅経、寂蓮
⇒仮名序。真名序。 - 古今~新古今までを八代集という
- 万葉集、古今、新古今を三大歌集という
- 「五月待つ」の歌・・・・ 昔の人とはかつての恋人のこと。作者は橘の花の香をかぐことで、かつての恋人の着物の袖の香を思い出した。
- 「秋来ぬと」の歌・・・・古今和歌集の秋の巻の巻頭に置かれている歌。作者は目に見えるものより先に、風という気配によって秋の到来に気づいた。立秋。
- 「梅の花」の歌・・・・「軒もる月の影」とは「軒」は屋根の下の端で、建物より外に張り出した部分。「もる」は光や水が隙間を抜けてこぼれ出るという意味。「月の影」はここでは「月の光」のこと。
- 「志賀の浦や」の歌・・・「本歌取り」という技法。本歌取りは新古今和歌集の時代になって生まれた技法。「小夜ふくるままに汀や凍るらむ遠ざかりゆく志賀の浦波」という和歌を本歌として詠まれた作品。
- 掛詞:同音異義を一つの語句や音に複数の意味を持たせる技法。
- 縁語:歌全体のの意味とは別に、歌の中のある語とイメージ的に関係する語を一首の中に詠み込んでいく技法。