和歌の「本歌取り」はインスパイア作品といったところなのかな ~古典 191221土曜深夜 高校講座ラジオ
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「高校講座ライブラリー」は12月23日~1月5日まで冬休み期間です。
冬期講座の予定表はコチラ ※PDFファイル https://www.nhk.or.jp/kokokoza/kikan.pdf
通常講座の再開は年明け2020年1月6日(月)からです。
土1:古典
第24回 和歌 新古今和歌集
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3問正解。
- 新古今和歌集は後鳥羽上皇が編纂させた。勅撰和歌集としては8番目。
- 選者は藤原定家、藤原家隆ら。
- 7番目の勅撰和歌集・千載和歌集の選者は藤原俊成(定家の父)。
- 古今~新古今まで合わせて「八代集」:古今・後撰・拾遺・後拾遺・金葉・詞花・千載・新古今
- 仮名序と真名序(漢文)。
- 有心体 ←幽玄
- 体言止めや本歌取りの歌が多い。
- 本歌取り:古い歌をしたじきにして新たに自分の歌を作ること。古い歌に関する深い知識が必要となる。盗作にはならないようにルールがあった。藤原定家の評論『近代秀歌』でそのルールを明確にした。素朴に自然をめでるような歌ばかりでは学・芸としては限界があるという定家らの思惑か
- この歌のもとになった古い歌はこの歌集に載っているこの歌です…などといちいち注釈があるわけではないので、鑑賞する側にも知識が必要だが、気づけたら二ヤッとできる、ということなんでしょう。
- 今風にいえば、パクリではなく、インスパイア・オマージュということでしょうか。深い知識ともいえるし、ネタ切れともいえるし(?)
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土2:政治経済
第12回 第1章 現代の政治 第4節 現代政治の特質と課題 戦後政治と政党
現代の政治では、政党はどのような役割を果たしているのでしょうか。第二次世界大戦後の日本の政治は、どのように展開してきたのでしょうか。戦後の政党政治について学びましょう。
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3問正解。
- 政党:同じ意見や利益をもつ人たちが集まり、政策を実現しようとする集団。
- 政党は、国民の意見や利益を整理、集約して政策にする。
- 与党の党首が国会で指名されて内閣総理大臣になる。
- 政権を担わない野党は、与党や内閣の活動を監視したり批判したりする役割。次の政権交代を準備し、選挙前に選挙公約やマニフェストを発表するなど、与党に代わる別の政策を国民に提示する役割。・・・変な答弁ばかりしている印象ですけどね、与党も野党も。
- 1955年に誕生した自由民主党と日本社会党を中心に展開した戦後政治のあり方を55年体制という。自民党は1993年に政権を離れるまで、一貫して政権を取り続けた。⇒自民党の一党優位体制
- 与党である自民党の国会議員は、党議拘束にしたがって、議決にのぞんでいた。
- 事前に自民党の政務調査会の部会で検討され、了承された法律案が国会に提出される。
- 部会に所属して、特定の政策分野に大きな影響力をもつ政治家を族議員という。
- 族議員は、関連する省庁の官僚、利益集団とも密接な関係を持っていた。族議員、官僚、利益集団は「鉄の三角形」といわれる関係を作り上げ、利益誘導型の政治が展開していた。
- 戦後の衆議院選挙は、一つの選挙区から複数の議員を選出する中選挙区制で行われ、自民党の候補者同士が選挙を争い、派閥が生まれた。
- 自民党の一党優位政党制のもとで、「政治とカネ」の問題がたびたび起こり、1990年代に政治改革。1993年に細川連立内閣が誕生し、55年体制は終わった。
- 自民党は1999年以降は公明党などとの連立政権。
- 2009年に政権交代がおこり、民主党中心の連立政権が成立。2012年に再び政権交代。自民党、公明党の連立政権が成立。
- 政権与党は衆議院参議院の両方で多数となるように連立を組む。⇒参議院で過半数に達しない場合、ねじれ国会となる。短命の内閣が続きやすくなった。
土3:国語総合
第24回 [現代文] 評論 未来をつくる想像力 (1) (石田英敬)
評論を読んでその内容を的確に理解し、筆者の考えを読み取ります。また、現代の社会における問題点について考えます。
・「評論」とはどのようなものか
・イメージの「過剰」と「貧困」の関係をとらえる
・第二段落への展開を読み取る
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3問正解
- 大人になってからは、物語よりも評論文などを読むほうが楽しい(←知識が増えていく感覚が)のですが、これも老化現象なのかな。焦りみたいな。
- 物語を読むほうが「想像力」の涵養にはなるんでしょうねぇ