母Mと息子Sの学習キロク

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地歴科目が1日に集中するのは、重い。曜日を分散してほしい。 ~日本史・世界史・地理 200407火曜 高校講座テレビ

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火曜日は通常放送の高校講座に新作がありませんので、ライブラリー放送のみを進めていきます。

 

 

火1:日本史

第22回 第3章 近世社会の形成と庶民文化の展開 江戸時代の経済と産業の発達

江戸時代の江戸・大坂・京都は、多くの人口を擁する巨大都市に成長し、三都と呼ばれた。三都はそれぞれ性格の異なる都市であったが、どのように発展したのだろうか。また、江戸時代には五街道の整備をはじめとした陸上交通や、全国規模の水上交通が発達しただけでなく、農業・漁業・手工業・金融業など、さまざまな産業が発達した。このように、江戸時代に経済と産業が大きく発達したのはなぜなのだろうか。その要因を探ってみよう。

 

  • 江戸には参勤交代により多くの武士が集まり、日本最大の消費都市となった。17世紀後半には武家、町人あわせて人口およそ100万人に至った。 
  • 江戸には幕府直轄地の年貢米の多くが集まり、幕府の経費や旗本・御家人俸禄となった。俸禄は札差(ふださし)と呼ばれる商人に委託して販売され、庶民の食料にもなった
  • 札差:主に江戸で旗本・御家人の俸禄の委託販売を行った商人。旗本・御家人相手の金融業も行った。
  • 蔵元掛屋:主に大坂で諸藩の年貢米や産物の保管・委託販売を行った商人。
  • 江戸の需要は関東地方の生産物だけではまかないきれず、消費物資の多くは大坂(天下の台所)などの上方からの輸送に頼っていた。上方から江戸に送られる物資は「下り物」と呼ばれ、江戸にすら送れない=くだらない、の語源になったともいわれている。
  • 中之島堂島には、諸藩の倉庫兼取引所である蔵屋敷が集中。
  • 西陣織、友禅染、清水焼
  • 東北・北陸地方と大坂・江戸を結ぶ航路が、江戸の商人・河村瑞賢により整備された。東北地方と江戸を結ぶ東廻り航路東北地方・日本海沿岸と大坂を結ぶ西廻り航路。江戸と大坂を中心とした全国的な物資の流通網の完成。
  • 17世紀中頃からは、木綿や油を運ぶ菱垣廻船や、主に酒を運ぶ樽廻船が、大坂-江戸の物流を担った。菱垣廻船の由来は積荷が海に落ちないよう、竹などで船の側面に菱形に交差した垣をつけたことに由来する。
  • 幕府が全国支配を固めるために道路・陸上交通を整備。
  • 五街道日本橋を起点に、江戸と京都を結ぶ東海道のほか、中山道甲州道中日光道中奥州道中
  • 脇街道五街道の支線。
  • 街道には一里塚や、関所などの設備が整備された。宿場は2里~3里ごとに置かれた。街道沿いに、一般の旅行者用の旅籠と呼ばれる宿泊施設があり、幕府の役人や大名が宿泊する本陣もあった。
  • 旅行者が荷物を継ぎ送りするための公営施設・問屋場には、次の宿場まで荷物を運ぶため、人足や馬が常備されていた。
  • 農具の改良や農業技術の進歩。商品作物を生産する先進地域では干した鰯や油をしぼった粕などの金肥も普及するようになった。新しい農業技術や知識を解説する農書が数多く出され、農具や肥料の普及に大きな役割を果たした。
  • 備中鍬脱穀用の千歯扱や、灌漑用の踏車選別用の唐箕(風の力を利用して籾を分ける)。
  • 都市部周辺では肥料として、人の糞尿・下肥を購入。
  • 桐生や足利などでも、高度な技術を持つ京都・西陣から絹織物の技術が伝わり、生産されるように。
  • ⇒問屋商人が原料や資金を生産者に貸し、生産物を買い上げる問屋制家内工業も。
  • 貨幣の流通は東日本では金西日本では銀が主に使用された。⇐西の銀遣い、東の金遣い。
  • 徳川家康の時代に江戸幕府が設けた金座・銀座では、金貨・銀貨がつくられた。
    家光の時代には銭座が設けられ、全国共通の銅銭・寛永通宝も大量につくられた
  • 幕府は金・銀・銅銭の交換レートを定めてはいたが、実際はその時々の相場によって交換されていた。両替商。金融業が発達。
  • 両替商は、両替の他に為替や貸しつけなどの金融業務を行った。
  • 漁業・・・蝦夷地・松前刺し網によるにしん九十九里浜地曳網によるいわし

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3問正解。

 

 

 

火2:世界史(旧)

第22回  ルネサンス宗教改革

ヨーロッパ世界は14~16世紀にかけて、大きな転換をとげた。文化の面では、古代復興と人間主義人文主義をうたうルネサンス文化が誕生し、それはイタリアからヨーロッパ全域へとひろがった。このルネサンスの精神が、長く権威を持ってきたローマ教会の教えを問い直す宗教改革にもつながっていく。危機の時代から新しい考え方が生まれてくる様子を学ぶことにしよう。

 

  • 13世紀、十字軍の遠征に失敗したローマ教会は権威失墜。ローマ教皇の政治的権威に翳りが。このころ教会の聖職者の中には、収入を維持するために聖職を売買する者も現われた。
  • 14世紀中ごろから、西ヨーロッパではペストが流行。とくに、1347年に始まった流行は、ヨーロッパ全土に波及した。
  • レオ10世の時代、ローマ教皇庁は財政危機に陥った。聖ピエトロ大聖堂(1626年に完成)の建築のための費用を捻出するために、免罪符を発行することを許可してしまった。
  • 免罪符を購入することで罪が許されると人々に説いた。カトリック教会が発行した罪の許しを表す証明書。
  • 14世紀から16世紀にかけて、人間性を抑圧してきた中世のローマ教会の束縛から、人間本来の精神を解放し、人間のあり方を考えようとする動きが広まった。
  • キリスト教以前のギリシアやローマの文化が注目された。
  • 人間中心の生き方を見出した人々は、古典古代の学問・文化を再生させようとした。~ルネサンス
  • 美術、科学、建築、文学などの分野にもルネサンスの考え方が広がる。
  • イタリアの詩人ダンテの長編叙事詩神曲ボッカチオの小説「デカメロン」。・・・人間を中心に描く “ヒューマニズム人文主義” を題材にした作品が多く生まれた
  • ドイツのグーテンベルクによって15世紀中ごろに活版印刷が実用化され、ヨーロッパ中に普及。それまで手書きだった書籍は、印刷によって短時間で大量に生産することができ、多くの人々の間に書物を広めることが可能になった。
  • 16世紀、聖書を自分で読み直し、ローマ教会を批判する人々が出てきた。
  • ドイツの神学者 マルティン・ルターが、聖ピエトロ大聖堂建築のためにの免罪符販売に対して、異議を唱えた。1517年、ルターは「95か条の論題」を発表し、免罪符のあり方を教会に問いただした。
  • ローマ教会から分離した「抗議する者=プロテスタント」。
  • ルター派は、ドイツやスウェーデンなどの北欧の諸国に広まった
  • 1536年、フランス人の宗教改革カルヴァンが、プロテスタントの教義を体系化した「キリスト教綱要」を出版。
  • カルヴァンは、カトリックの人々から迫害を受け、スイスに亡命。スイスのジュネーヴでは、カトリックの司教を追放し教会の改革を進めていた頃。プロテスタントの教義を確立したカルヴァンは、ジュネーヴで改革の指導者となった
  • 1559年、カルヴァンジュネーヴ大学を設立。プロテスタント神学の研究と宣教師の養成が行われ、ジュネーヴプロテスタントの総本山となった。カルヴァンの改革は、フランスやオランダ、イギリスなどにも広がっていった。

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3問正解。

 

 

火3:地理

第22回 現代世界の系統地理的考察 【人口、村落・都市】編 世界の村落・都市を見てみよう

人々が一定の場所に集まり、居住しながら社会的な生活をする空間を集落という。集落は、人口や産業構造から村落と都市に分けられる。集落の立地には自然条件や社会条件が関わっている。農林水産業を主体とする集落が村落で、形態的には集村と散村がある。商工業やサービス業を主体とする集落が都市で、機能分類される。住環境を基本的人権のひとつとして考えよう。

 

  • 人々が一定の場所に集まり、居住しながら社会的な生活をする空間を集落と呼ぶ。
  • 集落ができるのには、自然条件と社会条件がある
  • 自然条件。周辺の地形や水利、日照など。とくに古い時代に成立した集落には自然条件が深い関わりをもっている。中でも水が得られるかどうかが重要。砂漠では外来河川の付近やオアシスなどに集落が立地した。沖積平野では、水害を避けるために自然堤防などの微高地に集まっている。
  • 農林水産業を主体とする集落=村落
  • 家屋が密集している村落は共同で作業がしやすく、集村と呼ばれる。形態から塊村、円村、路村、林地村などがある。新田集落。屋敷地、耕地、雑木林。
  • 一軒一軒の家が離れているのが=散村
  • 人口も多く商工業やサービス業を主体とする集落が、都市
  • 都市はその機能によって分類される
  • 工業都市商業都市学術都市、政治都市、住宅都市、観光都市、宗教都市、鉱業都市、交通都市、軍事都市など
  • 都市は発展するとさまざまな機能を併せ持つようになる。また、都市の内部でも地区ごとに機能の違いが生じる(地域分化)。
  • デトロイト五大湖ミシガン湖ヒューロン湖オンタリオ湖エリー湖スペリオル湖アパラチア山脈。メサビ鉱山。
  • オックスフォード大学の開校は12世紀。イギリスとフランスの争いで、パリ大学から除籍されたイギリスの学生たちがオックスフォードに移住したことがきっかけ。
  • 東南アジア・ボルネオ島ブルネイには世界最大の水上集落カンポン・アイールがある。水上生活のほうが涼しいという気候的な条件のほかに、10世紀ごろに中国と行っていた交易の拠点だったこと(社会条件)も集落となった要因のひとつ。 ・・・・熱帯雨林気候のため、水上に住む方が涼しくて快適という自然条件と、交易の要衝という社会条件。
  • ブラジリア…ブラジルの首都。沿岸部との格差をなくすために内陸部につくられた政治都市。ブラジルは沿岸部に大都市が集中しているが、沿岸部との格差をなくすために内陸部の大草原にあえて建設された。
  • よい住環境に暮らすことは基本的人権のひとつ。 

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3問正解。

 

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