さまざまな取引、さまざまな勘定科目。 ~簿記 200309月曜~200313金曜 高校講座テレビ・春期
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春期・月1:簿記
第11回 取引の記帳 残高が少ない時でも… ~当座借越~
前回に引き続き当座預金に関する内容です。まず、小切手の不渡りについて学びます。次に当座預金の残高が少ないときでも不渡りにならない仕組みである「当座借越」について説明します。当座借越の仕組みが理解できたら、その記帳法をマスターしましょう。また、主要簿や補助簿の意味とその例についても学習します。
[調べておこう・覚えておこう]
小切手/当座預金/不渡り/当座借越
- 不渡り:当座預金の残高より小切手の金額が大きい場合、銀行に小切手の支払いを拒絶されること。
- 当座借越:当座預金の残高を超える小切手を振り出しても、一定の限度額まで自動的に借入できる仕組み
- 当座借越は借入金の一種。銀行に信頼できると判断された場合のみ契約ができる。契約しに行くときには、損益計算書や貸借対照表を持参すると良い。
- 当座借越勘定
- 当座預金出納帳:当座預金に関する取引の明細を記録するための帳簿。小切手を振り出したときには、小切手番号も記入する。
- →「借または貸」という欄・・・残高が借方にあるか貸方にあるかを表している。
当座預金は資産であるため、普通は残高は借方にある。貸方にある場合は残高がマイナス=当座借越になっているということがわかる。 - 主要簿=仕訳帳と総勘定元帳。仕訳帳と総勘定元帳にはすべての取引が記録される。
- 補助簿=現金出納帳、当座預金出納帳、仕入帳、売上帳、商品有高帳など。取引の明細を記録して主要簿の記録を補助する役割。
- 横浜銀行、再登場。みなとみらいの本店営業部。
- さかっち4号はたしかに出来が良かったと思います。
NHK高校講座 | 簿記 | 第11回 取引の記帳 残高が少ない時でも… 〜当座借越〜
3問正解。
春期・火1:簿記
第12回 取引の記帳 仕入れて売る ~商品売買の取引~
今回は商品売買の取引について学習します。まず、3分法による記帳法を簡単な例によって説明しますので、「実践簿記演習」でマスターしてください。次に商品売買取引の明細を記録する仕入帳と売上帳の記入例を紹介します。また、商品有高帳の記入方法も学びます。
- これまでこの簿記講座で学んできた記帳方法は分記法だった。売価を仕入原価と商品売買益に分けて記帳する。
- 今回学ぶ記帳方法は、3分法。商品売買の取引を3つの勘定で記帳する。
- ⇒仕入勘定(費用)、売上勘定(収益)、繰越商品勘定(資産)
- 繰越商品勘定は決算のときにしか登場しない。
- 普段の仕訳では仕入勘定と売上勘定の2つを使う。
- 分記法と三分法のところ、すっかり忘れていた。そういえば、「商品売買益」という勘定もあったんだっけかなぁ…?と思いながら、前回までこの講座を見ていた… 思い出させてくれてありがとう、高校講座簿記!
- 3分法のほうが断然、馴染みがあるわ、思い出した思い出した…
- 引取運賃は取引にかかった費用→仕入に加える。
- 仕入勘定や売上勘定には日付、相手勘定科目、金額しか記録されない。
- ⇒仕入帳と売上帳に詳細を記入しておく。
- 仕入帳:仕入先商店名、商品名、数量、単価、合計金額など
- 売上帳:売上先商店名、商品名、数量、単価、合計金額など
- 返品や値引きの記録は赤色で記入する
- 補助簿・商品有高帳:商品の種類ごとに受入、払出、残高と3つの項目。それぞれに数量、単価、金額を記入する。
- 仕入は受入欄、売上は払出欄。
- 先に仕入れた方から売りに出す取引・・・先入先出法
- 仕入のたびに平均単価を求めて売りに出す方法・・・移動平均法
- さかっち5号。移動平均法のとこ、強引だったな(笑)
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3問正解。
春期・水1:簿記
第13回 取引の記帳 支払いを先にのばせる ~手形の取引~
今回学習する手形は、法律上「約束手形」と「為替手形」の2種類があります。まず、約束手形の意味とその記帳法を、演習をまじえて学びます。次に為替手形の意味とその記帳法も演習によって学びます。その際、手形取引の記帳で使う勘定は「受取手形勘定」と「支払手形勘定」であることに注意してください。最後に、手形の便利な使い方として手形の裏書譲渡と手形の割引を学習します。
- 簿記検定を受けた頃、為替手形のあたりが嫌いだったけれど、けっこうちゃんと覚えていた。嫌いで苦手だったからこそ、問題演習を多めにこなしたもんなぁ
- 手形:支払いを先にのばすときに使用。約束手形と為替手形
- 約束手形のポイント
(1)登場人物は名あて人と振出人の“2人”
(2)名あて人の手形債権は受取手形勘定に記入
(3)振出人の手形債務は支払手形勘定に記入 - 上部の「~殿」の欄に書かれている人=名あて人(受取人)
下部に書かれている人=振出人(支払人) - 手形金額は振出人から名あて人へと支払われる
- 約束手形→→振出人が名あて人に対して、一定の期日に手形に記載してある金額を支払うことを約束した証券。支払期日のことを満期日という。
- 為替手形:お金を受け取る権利を持っている人が自分では払わずに、別の人に支払わせる。このやり取りを手形用紙を使って行う、というイメージ。
- 為替手形のポイント
(1)登場人物は名あて人、振出人、受取人の“3人”
(2)受取人の手形債権は受取手形勘定に記入
(3)名あて人の手形債務は支払手形勘定に記入
(4)振出人の手形債務は支払手形勘定に記入 - 為替手形 手形の宛先である名あて人( 手形金額を支払う人)、手形を発行した振出人(手形金額を支払わせる人)、受取人(手形金額を受け取る人)の名前が記入されている
- 約束手形の場合には名あて人が手形金額の受取人。為替手形の場合には名あて人は手形金額の支払人。
- 裏書譲渡:手形の裏にサインをして手形債権を譲ること。
- 手形の割引:手形を満期日より前に銀行などに売却することを。証券だから売却可能。ただし、売った日から満期日までの利息にあたる分だけ売り値は割り引かれる。この場合の利息相当分を割引料という。 →手形売却損勘定
- 受取手形記入帳と支払手形記入帳(補助簿)・・・手形の債権・債務が発生した原因、手形の種類、振出人・受取人・支払人の名前、満期日、そして、最後にその手形はどうなったのか(てん末)などを記入する。
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3問正解。
春期・木1:簿記
第14回 取引の記帳 これも資産? ~有価証券・固定資産~
これまでに学んだおもな資産には、現金・当座預金・受取手形・売掛金などがありました。今回は有価証券や固定資産といわれる資産の取引の記帳について学びます。有価証券とは買い入れた株式や社債などをいい、固定資産とは備品や建物、土地などのことです。そして、これらの記帳を学習します。
- 有価証券と固定資産について学習する回。
- 出演者みんな仲がよさそうな収録だなぁ。酒井瞳さんの姉御っぽい感じが良く作用しているのかしら。
- さかっち〇号以外に、わたび~1号まで出てきた
- 簿記でいう有価証券とは、株式、社債、公債の3つ。
- 株式:株式会社が資本を調達するために発行するもの。株式の所有によって株式会社から配当を受け取ることができる。
- 社債:株式会社などが長期の資金を借りるために発行するもの。社債の所有によって、株式会社などから定期的に利息を受け取ることができる。
- 公債:国または地方公共団体が、財政上の収入を補うために発行し、国債と地方債がある。公債の所有によって国または地方公共団体から、定期的に利息を受け取ることができる。
- 有価証券は資産にあたる
- 有価証券の取得原価=買入価額+買入手数料など
- 有価証券を売るときには、帳簿価額を確認する。
- 帳簿価額とは、総勘定元帳などの帳簿に記録されている価額のこと。
- 有価証券売却益。有価証券売却損。
- 固定資産:企業が営業活動のために使用する目的で、1 年を越える長期にわたって所有する資産を固定資産という。建物・備品・車両運搬具・土地など。
- 建物・・・店舗・事務所・倉庫などの営業用の建物
- 備品・・・パソコン・コピー機・商品陳列ケース・金庫など
- 車両運搬具・・・営業用のトラック・乗用車・オートバイなど
- 土地・・・店舗や事務所の敷地などの土地
- 固定資産の取得原価=買入価額+付随費用
- 取得原価が¥100,000 以上の場合は、税法上、固定資産になる。
- 付随費用は固定資産を活用するまでにかかった費用。建物を取得した場合には、買入手数料、整地費用、登記料などが付随費用となる
- 自転車は車両運搬具勘定に記入。←国税庁の資料によると、自転車を固定資産として使用できる期間は2年。耐用年数。
- 固定資産売却益。固定資産売却損。
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3問正解。
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春期・金1:簿記
第15回 取引の記帳 まだある勘定科目 ~その他の債権・債務~
これまでに学んだ債権を表す勘定科目には受取手形や売掛金などがあり、債務を表す勘定科目には支払手形や買掛金などがありました。そのほかにも債権・債務を表す勘定科目は多数あります。債権と債務は、その正体がわかりにくい場合があります。今回は、どのような債権・債務が発生・消滅しているかを学習していきます。
- 未収金と未払金のあたり、少し忘れてしまっている点があった。思い出せてよかった
- さかっち店長、また髪色を変えてきたな? まとめ撮りじゃなく、わりとインターバルを置きながら撮っていたのかしら
- 債権:将来一定金額を受け取るなどの権利のこと。
- 債務:将来一定金額を支払うなどの義務のこと。
- 貸付金・借入金。支払利息・受取利息。←借用証書をともなう
- 借用証書の代わりに約束手形を使う場合には、手形貸付金と手形借入金という勘定科目を使う。貸付金や借入金ではない
- 前払金:商品引き渡しに関する債権。
- 前受金:商品引き渡しに関する債務。
- 売掛金・買掛金は商品売買の取引にしか使えない勘定科目!!
- 商品売買以外の取引で発生した一時的な債権・債務には、未収金・未払金という勘定科目を使う。
- 立替金:従業員や取引先のために一時的に立て替え払いをしたときの債権。
- 預り金:従業員や取引先から現金などを一時的に預かったときの債務。
- 源泉徴収。所得税として預かったことを明確にするため、所得税預り金という勘定科目をつかう。
- 仮払金:とりあえず払ったけれど勘定科目や金額がはっきりしない場合。債権
- 仮受金:とりあえず受け取ったけれど勘定科目や金額がはっきりしない場合。債務
- 商品券という勘定科目。お店が現金と引き換えに発行するもので、商品の引き渡し債務が発生する
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3問正解。