兎がとんできて…守株。~古典 191206金曜深夜 高校講座ラジオ
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金1:古典
第19回 随筆 方丈記 (1) ~ゆく川の流れ~
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3問正解。
- 方丈・・・3m四方、つまり4畳半ほどの広さ。
- 和漢混交文:平安時代の優美な和文体と簡潔で対句的でリズミカルな漢文訓読体との融合
- 辻風…竜巻のことらしい。
- 長明が多用する対句表現による効果:移り変わる世の中の様子を具体的な説得力をもって表す効果。
- 枕草子あたりと比べると、方丈記はかなり読みやすい。
金2:倫理
第10回 第2章 人間としての自覚 ヘレニズム時代の思想 ~ボーダレスの哲学~
ポリス社会は衰退する一方で、アレクサンドロスの帝国が成立し、やがて分裂する。このヘレニズム時代の混こん沌とんとした状況が、ポリスの枠組みを超えた考え方や生き方を生みだしていく。代表的な学派であるストア派とエピクロス派の思想から、現代にも通じるボーダレスな考え方、生き方を考える。
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3問正解。
- ヘレニズムはギリシャ風という意味。
- アレクサンドロス大王の東方遠征からエジプトのプトレマイオス朝滅亡まで間の約300年間をヘレニズム時代とよぶ。ギリシャ文化が東方に伝播し、東方の文化と融合していった。
- エピクロス派。快楽主義。エピクロス。「隠れて生きる」。自給自足の共同生活。身体の健康と精神の平安(アタラクシア)を追求。「快楽」というのは、身体が
- どうしても必要とする「飢えないこと、渇かないこと、寒くないこと」が満たされ、アタラクシアが追求できるということに過ぎない = 極めて質素なもの。
- ストア派。禁欲主義。ゼノン。「自然に従って生きる」。アテネの広場にある柱廊(ストア)で講義を行ったことにちなんでいる。ストイック(禁欲的な)やストイシズム(禁欲主義)という言葉の由来。⇒エピクテトスは物事の本質=自然をよく理解しておけば、どのような状況に置かれても心を乱されることなく、無情念(アパテイア)の境地に至ることができると主張。
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金3:国語総合
第19回 [漢文] 漢文 守株 (韓非子)
前回まで学習した「訓読の基本」をもとに、漢文の文章を読んでいきます。そのはじめとして、今回は故事「株を守る」を読みます。「株を守る」は、宋の国の人々に笑いものにされてしまった男の話です。なぜ男は笑いものになったのでしょうか。「株を守る」の内容を理解するとともに、故事成語としての意味も学びましょう。まずは、本文を、今まで学習した「訓点のきまり」に従って正確に読んでください。
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3問正解。
- 故事の多くは中国の古典に書かれたもの。そして故事から生まれた言葉が故事成語
- 例:放送では「完璧」「矛盾」「蛇足」「馬耳東風」「百聞は一見に如かず」「禍転じて福となす」
- 童謡『待ちぼうけ』の歌詞の元となった故事成語。
- ウサギが走ってきて木の切り株にぶつかって死ぬという、二度とありそうもないことを期待して、それが再び起こるのをじっと待っているという間抜けな農夫の話。==兎を何の苦労もなく捕まえた農夫は、畑仕事をやめてひたすら切り株の前で待ち続け、結果、畑は荒れ放題に。国中の笑い者になってしまう。
- ⇒いつまでも古いやり方にこだわって新しいことに対処できないこと。進歩のないこと。
- コーナーに移るごとの数秒のBGMがいつもより多く感じた。「守株」だけで20分もたせるのが難しかったか
- 韓非子。法家。
- はるかぜちゃんの中国語ミニコーナー。