五月人形の種類をちょっと調べてみた
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五月人形=兜、なんだっけ?
息子の初・端午の節句をそろそろ迎えるにあたり、
アカチャンホンポに「五月人形」を見に行ったんですが、
『兜』ばかり陳列されてるんですよね。
私のイメージだと、五月人形というくらいだし、女の子のお雛様と同じように
「日本人形みたいなお人形が兜やら鎧やらを着ている」という印象を抱いていたし、
私が幼少期の25年ほど前(歳がバレる)におもちゃ屋で見たときはそういうモノが陳列されたような気がしてたんです。
が、夫に聞いてみたら、昔から五月人形というか端午の節句飾りといえば兜だったイメージだよとの事。
地域差?
私の25年以上前の記憶は関西地方(その頃転勤で関西住みでした)。夫は東北地方。
はやり?
兜タイプや人形タイプは年代によって流行があったりするのかな?
など思ったので、「五月人形」について調べてみましたよ。
五月人形にはいくつか種類がある
まず、端午の節句・こどもの日の飾りには「外飾り」「内飾り」がありまして、
「外飾り」は「こいのぼり」ですね。
「内飾り」が「五月人形」。
五月人形の種類としては、人形屋さんによって3種類や5種類など分け方が異なるようなんですが、
5種類とした場合、
兜飾り・・・武将がかぶっているアレ。
鎧飾り・・・甲冑全体。兜も含む
武者人形・・・人形が甲冑を着ている。
神武天皇(!)、鍾馗(しょうき。中国の道教系の神様鍾馗 Wikipedia)、
飾馬(人形無しであえて馬だけ)、馬に乗ってるタイプ(馬乗大将)もある
その他、弁慶、勧進帳、太閤、清正、等々。
子供大将・若大将・・・子どもの人形が甲冑を着ている。武者人形の一種。
童人形・・・桃太郎、牛若丸などの人形、甲冑を着ていたり着ていなかったり。
金太郎人形・・・熊に乗ってたちマサカリかついでいたりするスタイル。
3種類とした場合は、
兜飾り
鎧飾り
若大将 上記5種類のうち人形タイプをまとめた感じ
(飾り方による分類もあります。ガラスケース入り、収納箱兼飾り台付き、平台屏風付き、高台、三段式など。今回は種類が気になったので飾り方分類の詳細は省きました)
人形タイプがメインだったこともあるが、現在は兜・鎧タイプがメイン
かつては、桃太郎や金太郎人形のほうが五月人形の代名詞ともいえる位置づけだったとか。
現在、五月人形市場においてメインになっているのは兜飾り・鎧飾り だそうです。
とくに長男向け。
じゃあ、私が抱いていた五月人形イメージも間違ってはいなかったのかな。
現在は人形タイプは兜・鎧をメインとしたときの脇飾りと呼ばれていて、
親戚等からの贈り物として、次男以降のために、という用途向けらしいです。
どうやら、時代によって五月人形は”流行り”があるみたい。
住宅事情からコンパクトなものが好まれるようになった、というのもその背景かな。
地域差についてはちょっとわかんなかったです。
ただ、五月人形は誰が贈るのか・誰が費用を出すのかという点で、
関西と関東で違いはあるようなんですね。
関西では母方祖父母が、関東では父方祖父母が、という傾向があるとか。
そのあたりと絡んで、兜・鎧タイプが好まれるか、人形タイプが好まれるか、
などの差はもしかしたらあるのかも?
兜についての補足
人形業界では「源義経型」という鎌倉時代からある型を標準型の兜としているそうです。
細長い角のような鍬がついている形状ですね。まさにクワガタムシのような。
昨今の流行り・主流は「名将型」。上杉謙信モデルや伊達政宗モデルや、今なら真田幸村モデル。
売れ筋ではあるけど、兜飾りとしては名将型は邪道だとして、義経型しか扱わない人形屋さんもいるようですね
【参考サイト】
各飾りのさらに細かく解説されているのは以下ですので、
もっと詳しく知りたい、画像で確かめたい場合は是非ご覧になってください。
product | 雛人形、五月人形、羽子板、破魔弓は人形の久月
人形のまるぎん